手绘动画 4

ラインダンス踊り出しそうなくらい揃ってたのに、すっかり使い込まてヘトヘトになってます。この姿が愛おしい。

 

今日紹介するのは、わたしが担当した『手紙の束』のgif アニメーションです。

作業進捗は度々お見せしていたので・・・今回は繰り返していた修正の過程を載せます。

 

① 繋ぎ合わせてアニメーションにしたばかり。背景と手元の明暗に差がない。

動きのぎこちなさやツッパリ感もある気がして、ここから新たに4枚の絵を追加しました。

 

 

 

② 背景の明るさをかなり抑えてみました。手元がフォーカスされてる印象。

動きが滑らかになったからか、静かで少し面白みのない画に感じる。ドラマチックさを足したい。

 

 

③ 手紙が窓に重なる瞬間に『光』を差し込んでみました。ついでにそれぞれのコマ数も調整。

これが最終バージョンなのですが、どうでしょう。

 

 


 

アニメーションから久々にシナリオ作業へ移るので、書類の整理をしています。

掃除好きな方ですが、これはとてつもなく面倒な作業😵 増えるばかりで減ることのない絵と資料・・・クリアポケットファイルを何冊追加しても、収まりきらないのが当たり前になっていた。

現在はわりとスッキリしてこんな雰囲気。右ふたつのA4ラバー製バインダー(büro)には溜まったデッサンやデザイン類を綴じています。

A5の革製バインダーには創作/設定資料をまとめました。

 

 

バイブルサイズのシステム手帳はメモや図、検討中のアイディアを書く用途。

 

 

たっぷり入るから買い足すのは遠い先になるでしょ

あ〜、すっきりした

 

 

手绘动画 3

こんにちは。少しづつですが、陽が伸びてきましたね。

今日もGIFアニメーションの進捗報告です。

 

素材のスキャンをしてる時にラフたちが出てきた

 

紹介するのは、フルイヒトが手がけた『ピアノの練習』と『畑を走る少女』。さらに、わたしが担当した『保護観察員の名刺』を3つ。

シオンにとって特に嫌な思い出となるgif。

彼女単体だとありふれた日常風景となり、男と背景が加わることによって不穏な雰囲気が出来上がるようにした、と制作者のフルイヒトは言います。

 

 

独特な背景のカラーと、ピアノを弾くシオンの手が魅力的。細かく素材を分けて丁寧に描かれているので、動作も滑らかです。

シオン単体で動かしたデモのアニメーション。

 

 

『畑を走る少女』という名前にしていますが、『少女』とは主人公のシオンのことですね。

 

フルイヒトが今回一番最初に制作したGIFで、背景を数フレーム置きに動かすことにより、走るシオンのアニメーションが画面全体から浮かないよう工夫されています。

 

着彩前のデモバージョン。

 

 

 

最後はわたしの担当した『保護観察員の名刺』。

このデザインは多分Good Will Hunting〈グッド・ウィル・ハンティング/1997〉を参考にしたはず。

 

色の動きが激しくて、没になったバージョンです。

どこに目をやって良いのか分かりづらいですよね。

 

 

 

さて2年目はどんな衣装になるのか

 

振り返ると、昨年は沢山絵を描いたように思います。

近々、動画を上げたいと思っているので、その時は是非またチェックしてくださいね。

ではまた

手绘动画 2

2023年になりましたね。皆さん、素敵な一年をお過ごしください。

こちらは相変わらずアニメーションGIF制作です。

今回紹介するのは『レコードにかかる影』と、『ドライビングミラーを覗き込む男』の2つ。

 

↑上のは鉛筆の色味に一番近いもの。午前の涼しげな色をイメージしました。

影の正体は玄関扉の開閉です。レコードのサインは完全にデタラメなので、解読不能なはず。文字に意味はないです。

 

そしてこちらが、フルイヒトが加工してくれた夕方風。

(この投稿の2つともそうですが)わたしが担当したアニメーションは、工程ごとにフルイヒトに確認してもらい、意見を聞きながら進めてます。

 

 

 

そしてミラーのアニメ。こちらは素材の数が一番多いはず。手、目元、ミラー、電柱、背景‥‥わりと色々動いてる。

 

50年代の車ってこんな速度かな?とはじめに作った電柱の動き2枚。

 

そして、少し遅すぎるのではないかという意見をいただき、速度をあげたのがこちら。

結果こちらの速い方が採用されたのですが、どうでしょう。

 

 

前回の続きで、今描いている(そして最後の)手紙アニメは残り2コマになりました。背景も一緒に動かすの難しい。

 

 

 

だいぶ前になるのですが、モノレールに乗ってきました。物語に登場するモデルに近い吊り下げ式です。

ゆるーい車体ラッピングに不釣り合いな『爆速×ゆれ』で、もはやアトラクションでした。スゴカッタ…

手绘动画 1.5

アニメーションgif制作の続きです。

フルイヒトはアニメーションに詳しい。療養中は彼女おすすめのアニメ作品を観てたのですが、時間があっという間に溶けました。1話20分はやめるタイミングを失っちゃう。

それぞれが担当した(ちょっと不吉な)アニメーションたちを少しずつ紹介していこうと思います。最初の2つはフルイヒトが担当したもの。最後のgifがわたしの担当です。

 

この車はワーゲンの『かぶと虫』ではなく『てんとう虫』で知られるスバル360。1958年生産開始なので物語と数年ずれるんですが、雰囲気だけでも楽しんでもらえると嬉しいです。

 

それぞれの素材が速度に強弱をつけて動かされています。

 

わたしのお気に入りは、フルイヒトが描いたこのアニメーション。ホッパーのNighthawksを思わせる色で素敵。

 

 

シオンが吸っているタバコの煙。黒で描いたあと、白に反転させてるそうです。面白い。

 

 

わたしが担当させてもらった、傷口から流れる血のアニメーション。

夜フラッシュを焚いて撮ったような雰囲気にしたかったんですが、表現できてますかね。

 

現在は、郵便物から手紙を見つけるシーンの色塗り真っ只中です。

 

 

頑張って描き込んでも0.15秒くらいにしかならない🥲 無計画なのかマゾなのか、好きでやってると言えばそれまでですが・・・アニメーションは奥が深くて楽しいですね。

 

年内の更新はこれが最後になりそうです。今年もありがとうございました。来年も皆さんのワクワクのひとつなれるよう頑張ります。

Happy Holidays!

スペース海鮮丼👩‍🚀

お久しぶりです。重度の扁桃炎になり入院していました。

扁桃炎で耳まで聞こえなくなるのは、はじめての経験です。コロナが流行してから発熱で病院に行き辛くなったのが、悪化の要因のひとつですね💦

口から水分と錠剤を飲めなくなり、点滴での投与に切り替えたのが入院の決め手でした。現在日本では、若者が発熱がした場合『自費で検査をして自宅待機』が呼びかけられています。ですが、自力で病院に行けるなら早いに越したことはないので、無理な我慢はしないように。わたしのように痛みに鈍感で気力で乗り切ろうという無茶は、かえって面倒なことになります。

国民保険があるのだから、堂々と受診しよう🥲

 

話を変えて、作業状況について書こうと思います。

この3ヶ月ほど、シオンの記憶を集めたgifアニメーションを作っています。

画材は色鉛筆で、紙はいつも通りPPC用紙です。

わたしはトレース台を持っていないので、重ねた紙を太陽光に透かして作業しています。まあ、なかなか進みません。

 

この絵たちを並べるとこうなる。

 

そして別に描いてある背景。

 

背景は吉田博の渓流だったり色んな資料を見ながら描いたりしました。そのわりに洗濯物で隠れてしまった海。見てもらいたかったので、ここに貼ります。

 

 

ちょっと驚いたこと。

家で寝ている時、40度の高熱が続いていたのですが、犬が布団に乗ってきても全く暑くない!いつもカイロみたいに熱々ぽかぽかな犬の耳に手を当ててもぬるーく感じる‥‥なかなか不思議な面白い体験でした。

死の商人

『ネズミ捕りの猫』の紹介動画#14が公開されています。

スタンの立ち絵を公開してから、乙女ゲームとBL界隈から反応をいただけたらしく、驚きと喜びと照れくささでいっぱいです。イケメンを意図したキャラはいないのですが、スタンは若いから?赤髪?なんでだろう・・・

わたしが担当した立ち絵はロビン、ミロ、トム、スタンと今回で4人目なのですが、あと3人ほど描かなければならないので今から汗が止まりません。

そんなでスタンの立ち絵プロセスです。

スタンの上着はテイラードジャケットじゃなくてバブアーっぽくしました。ベルトをして風に強いアウトドアスタイル‥‥‥のつもりです。

元は英国北海の港町で生まれた労働者の服だったらしいので、天候最悪な東国に向いてそう。

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東の街

こんにちは。探索システムのお披露目ですね。

開発中のゲーム『ネズミ捕りの猫』紹介動画#11と#12が公開されています!

 

 

今回は背景について書こうと思います。

わたしが担当した線画は繁華街、移民街、港。フルイヒトが水路、広場、駅を描き、着彩もしています。

 

繁華街

繁華街の線画は、ヴォルフガング・サシツキー(Wolfgang Suschitzky)の作品を参考にしました。昼でも夕でも烟ってる感じとか、静物の中の雑踏とか、雨上がりの地面と衛生面とか、影のコントラスト含め光の塩梅もろもろ東っぽい。彼の写真のモチーフは東よりだいぶ都会ですが。

着彩。東は常に霧が出ているので、大きな看板やネオンの灯りで、昼間でも目を引くようにするんじゃないかと。

アイレベル合ってないところあるんですが、ご容赦ください‥‥。

 

 

移民街

シオンたちの生活圏からは外れるため、『覗いて見る』感じと『隔たり』を表現するために、黒枠をつけました。

 

 

 

周囲を海に囲まれた東国の玄関口。南語や北語が飛び交い、国民にとって生活を支える一番の要所となっています。

城の門とか超巨大生物でよくある『大きすぎて画面におさまらない!』っていう表現を少しだけ意識しました。

金属との相性が良いHi-Uniで船の線画を描いてみました。写真で撮るとフラッシュ焚いてないのに光っちゃってますね。

Sicilienne

こんにちは!

開発中の『ネズミ捕りの猫』紹介動画#10が公開されています!

ロビンとウィルが探し物を見つけたあとに流れる曲は、シナリオを書いている時からFauréのシシリエンヌにしたいなぁと考えてました。

ペレアスとメリザンドの組曲の中ではこのシシリエンヌが際立って有名かと思いますが、曲同士のつながりが美しくて、どれも素晴らしいです。わたしは音楽の素人。本当にただのファンなので、曲を紐といて解説することはできませんが、こうして心地の良いと思った音楽を共有するだけで幸せを感じます。

 

 

本編にはクラシック名曲サウンドライブラリーさんの音源を使用させていただきました。ありがとうございます。曲に纏わるお話も載っていて、一読の価値大いにありです。

この戯曲をめぐってドビュッシーと(もしくはドビュッシーが一方的に)揉めたという記事をどこかで読んだんですが、純粋に楽しめなくなりそうなのでその話は頭から薄れさせたいと思います😅

 

 

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三日月 🌘

こんにちは。

『ネズミ捕りの猫』の紹介動画#9が公開されています。ついに10本を超えますね。

カットインの多い今回ですが、サムネにもなっているスチルの完成までを載せてみようと思います。

わたしの作業をざっくり説明すると‥‥担当している男性キャラとテーブルと椅子を含めた空間の構図を考えて描いていきます。それから、フルイヒトに描いてもらう場所のガイドを追加したらバトンタッチ、という感じです。

ポイントは食前と食後の差分があるので、大人ふたりにはフォークやナイフを持たせないところですね笑 そんなことを考えていたら、ウィルの椅子の脚を描き忘れました。途中まではあるのに‥‥

そしてフルイヒトの手に渡り、色塗りとシオンの追加作業です。こちらは完全にデジタルでやってもらっています。未知の世界ですね‥‥

 

 

もうひとつ、ティラノのカメラ機能を使ってティルトするカットインを描きました。

生まれて初めて描く構図が多い。多すぎ!

ベッドの隣

横になりながらシルヴィ・ギエムのsleeping beautyを観ていたんですが、王子の手をとるとすぐにパッと離してありえないポーズを一人で決めちゃう彼女に、「王子必要なくない?」と思ったぜ。ただただ今はこの強靭な肉体とエナジーを分けてほしい。

 

バレエはさておき、『ネズミ捕りの猫』イベント紹介動画#7と#8が公開されてます。

#7『箱の中身は?』

初めてシオンがロックモアについて語ります。今のところシオンらしさが一番出た回だなと感じてます。

そう言えば、前回から動画投稿が3週間空いてしまったのは、#スーパーゲ制ゲーというお祭りに合わせて投稿するためでした。

 

Twitterにもあがっているフルイヒト産のスチル絵プロセス。線画からオールデジタルで描いたそうです。すごい。

シナリオ書いている私の脳内でシオンは結構変顔しているので、この「イラァ…💢」顔に大喜びしてます。もっともっと色んな表情見たい。

 

#8『偵察機墜落』

ラジオを通して、ロックモアの生い立ちと思想が垣間見れる回ですね。ロックモアの声を聞いて、ウィルは酒をグビグビ飲んでしまいます。

後半、偵察機が墜落するんですが、主人公たちにはそこまで大きな変化をもたらしません。なぜかと言うと、戦争が何気ない生活の一部になってしまったからだと私は考えています。

 

キッチンの背景もお披露目です。廊下と同じく、こちらも2度美味しい背景になっているんですよ。ティラノ内ではカメラ機能使って好きな場所を表示させています。

しばしのお別れ

怖い。FrogwaresのTwitterを追ってます。

 

一冊使い終わったので、クロッキーまとめひとまず終了です。新しいクロッキー帳を買って、また再開しますが、スピードは緩めるのでしばしお休みです。

59-63日目

 

64-8日目

 

69-70日目

ゲームの配信作業が始まり、最後の4ページはカットインのラフなんかを描いています。

 

誰かの不幸になぜか自分までハイになって、お祭り騒ぎしてイベント事にしたがる人たちが現れはじめました‥‥商売や脱税に利用する人も出てきた。気持ちの良いものではないです。

今まで近くに苦しんでいる人がいても、同じように動かなかったのに。ミャンマーにも同じことができているんでしょうか‥‥「話題に乗りたい」「簡単に良い人になりたい」のかなと思うんですが、どうなんでしょう。

 

でも、身を削って見返りを求めないことだけが正しいわけでもないですよね。

お互いにWin-Winなら断然良いのかもしれません。

とにかく私が思うような綺麗事は言ってられないんですよね、今は

推理パートの話

若い白鳥って茶色いんですね。当たり前なのかもしれませんが、最近知ったのでかなり驚きました。確かに雛は黒い。

さて、#6推理パートの登場です。

こちらも元はFrogwaresのホームズシリーズに登場する『Deduction board』を参考に作り始めました。

ニュース記事やインタビュー映像から、有ること無いこと可能性を押し広げてイチャモンをつけるこの遊びは、わたし達が日頃よくやっているものです。アレリンに非科学的な演繹だ!と言われてクビにされるかも🙃

  

ここからは推理パートの遊び方を紹介します。

物語を進める中で、資料がそろうと『推理パート』が強制的に挟まれるシステムになっています。

副題の下の四角い枠線の中に、資料から得た『事実』が書かれて、そこから考えられる可能性がメモとなって表れます。

クリックするとこのメモが大きくなり、さらに詳しく『この可能性はある』のか『ない』のか、『まだ判断できない』のかを3択で選ぶことになります。

元の画面に戻ると、自分が選択した結果が◯×△という記号で反映される仕組みです。

可能性がある →『◯』

可能性はない →『×』

まだ判断できない →『△』

きちんと正解を選べた場合はメモの色がグリーンに変化します。この作業を副題(インデックスの数)ごとに繰り返す感じです。

推理の『結論』が出ると、メモはオレンジ色になります。

正解を選ぶとステータス(知性)が上がり⤴️、不正解なら下がります⤵️。正解を選ぶまで繰り返します。

また、今まで集めたエビデンス(証拠)やドキュメンツ(資料)、関連するキャラクターを手帳から引っ張ってくることで、新たな可能性が浮上します。今回の『煙幕』という可能性メモがそれですね。

だいたいこんな感じです。

疑り深くてへそ曲がりなこの遊びを楽しんでもらえると嬉しいです。「もしこうだったら?」って考えるのはワクワクしますよね。

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。そういう方は最後まで読むんじゃないかなと期待して、欲深くも推理パートのデザインプロセスを載せてみます。

年明けに集まってすぐ、『個別フォルダー風の外見にして、副題の数をインデックスに表示したい』とデザインの方向性が一致。

その辺の紙で完成イメージを作ります。本番の素材を切る前に、それぞれの機能を(可能性メモを選択したりページを捲る)イメージしやすくするためですね。

個別フォルダー、インデックス、可能性メモのデザインを決めています。近い色でも数パターン作って撮影。

採用されたフォルダーとインデックス。元は古い年史本の箱です。インデックスは副題の数に合わせて、取ったり付けたりできるように別で用意しておきます。あとはフルイヒトさんマジックであれこれしてもらうという‥‥うーん、結局そこの力ですよね。

 

1年目の動画はきっとパート20強で終わるはずです。現在まだ7本目というね‥‥‥物語は3年で終わりなので‥‥‥‥‥ははは、やばー😀

ストーリーは最後まで作ってあるので、こればっかりは丁寧に文章を練って、地道に絵を描きながら、一番良いと思える演出を考えていくだけなのかなという心境です。

ではまた